最新統計に見るランサムウェア攻撃の実態と対策

警察庁が公開した統計資料「令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について」によると、令和6年におけるランサムウェアの被害報告件数は222件にのぼり、依然として高水準で推移しています。

不審なメールやリンク等を介してマルウェアを拡散し、感染後にシステム内のデータを暗号化する手法が記載されており、感染を受けた組織ではシステム停止や業務中断といった影響が報告されています。

また、対策として、日頃からのログの取得とその保管、ならびにバックアップに関してはオフライン環境での保管が求められています。
これらの対策を徹底することで、万が一感染した場合でも迅速な復旧が可能となり、被害の最小化が期待されます。

ランサムウェアは、メールを通じて感染するケースもあります。
そのため、従業員が不審なメールを見分ける力を養うために、標的型攻撃メール訓練を定期的に実施することも効果的です。

【引用】
  令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について