金融庁が注意喚起!ネット証券を狙うフィッシング詐欺の最新手口と対策

金融庁は2025年8月7日、証券会社のインターネット取引を狙った不正アクセス・不正取引に関する注意喚起ページを更新しました。更新された情報によると、実在する証券会社のサイトに酷似した偽サイトへ誘導し、ログイン情報を盗んで取引を操作する手口が相次いで確認されています。

被害は深刻で、2025年1~7月の累計は、不正アクセスが14,069件、不正取引が8,111件にのぼりました。2025年7月単月では、不正アクセスが970件(前月比▲789件)、不正取引が818件(前月比▲33件)と、前月から件数は減少した一方で、不正取引の金額は増加しており、引き続き警戒が必要です。

金融庁は、見覚えのある送信者からのメールやSMSであっても、メッセージに記載されたリンクは不用意に開かず、正しいURLを登録したブックマークからアクセスするよう注意を促しています。 あわせて、パスワードの使い回しを避けること、OSなどを常に最新の状態に保つこと、セキュリティソフトを導入することの重要性も指摘しています。

フィッシング攻撃は今後も多様化・巧妙化が予想されるため、利用者一人ひとりが常に警戒心を持ち、安全な取引環境を維持することが求められます。身近なサービスほど油断せず、慎重な対応を心がけましょう。

【引用】

 インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引による被害が急増しています