IPAが警鐘、不正ログイン相談が過去最多に

IPA(情報処理推進機構)は2025年8月28日、「安心相談窓口だより」にて、インターネットサービスへの不正ログインに関する相談件数が144件にのぼり、統計開始以来の最多記録となったことを発表しました。

IPAによれば、相談の多くはSNSアカウントの乗っ取りで、自分のアカウントにログインできなくなる被害が中心です。攻撃手口として「推測されやすいパスワードの利用」「他サービスから流出した情報を悪用したリスト型攻撃」「偽サイトに誘導するフィッシング」などが確認されています。

被害に遭った場合には、速やかなパスワード変更やサービス提供者への連絡・相談が不可欠です。また、未然に防止するためには、強固なパスワード運用に加え、多要素認証やパスキーの活用が有効です。サイバー攻撃は巧妙化を続けており、利用者一人ひとりが日常的に対策を心がけることが、被害を防ぐうえで欠かせません。

【引用】

 インターネットサービスへの不正ログインによる被害が増加中